練馬駅の11月の大イベント「酉の市」。練馬駅から歩いてすぐの場所にある大鳥神社が主催するお祭りです。名物の熊手守りは福徳円満・商売繁盛・開運祈願のお守り。境内の屋台にはずらりと並んだ熊手守りを多くの方が買い求める姿はテレビでもお馴染みの風景です。練馬駅南口一帯には所狭しと屋台が並び、多くの人で賑わいます。

11月の干支に「酉」がつく日に開催

11月になると、駅前の千川通りに商店会の提灯が掲げられます。気温が低くなり始めるこの時期の夜、全ての提灯に明かりが点いた様子を見ると、冬の訪れを感じます。

酉の市は毎年11月の干支に「酉」がつく日に開催されます。今年の11月は12日(木)と24日(火)に開催されました。1回目の酉の市を「一の酉」、2回目の酉の市を「二の酉」と呼びます。年によっては月の初めに一の酉が開催され、3回目である「三の酉」が開催されることがあります。三の酉が開催される年は火事が多くなるという俗説が有名です。

来年は一の酉が7日(日)、二の酉が19日(金)。両日ともに大安です。今年は2日とも平日でしたが、来年は週末に開催されますので、多くの人出が見込まれます。

大鳥神社境内の熊手守りと能楽

24日はあいにく小雨に見まわれましたが、たくさんの人出。人混みをかき分けながら境内へ進むと、鳥居の手前まで参拝客が並んでいました。熊手守りの露店も大賑わい。煌びやかな熊手守りが露店の頭上高くまでびっしり飾られ、それはみごとな作品ばかり。

サイズは手ごろなものから両手を広げる大きさのものまで。周りは金色に輝く大判小判、米俵や松に鶴、中央には七福神やお福さんなど縁起の良いものがぎっしり詰まっています。一番大きな熊手は30万円以上の値がついています。いきなり大きいものを購入しなくても、小さいものから一回りずつ大きくしていくことができます。はじめは小さな願いから、熊手の大きさに合わせて大きな願いを。

熊手守りの「買い」が決まると、威勢の良い一本締めがあちらこちらから聞こえ、市が一層盛り上がりをみせます。この一本締めが酉の市名物の一つです。

境内の右側では14時、16時、19時、21時と能楽が行われます。笛や太鼓の音が鳴り響くと、面を付けた能楽師が登場。すり足で動く人物に目を凝らして見ているうちに、不思議な空間と厳かな気持ちを抱きながら、しばし能の世界に引き込まれてしまいます。

立ち並ぶ屋台は50軒以上

酉の市当日、練馬駅南口一帯は数多くの屋台で埋め尽くされます。その数は50軒以上。これに加えて練馬駅の飲食店も店頭販売を行うので、何を買うか迷ってしまうほど商品の種類が豊富です。

メイン通りとなるのは、千川通りの「文化センター入口」交差点と目白通り「練馬警察署南」を結ぶ斜めの道。混雑ピーク時には、人の波で前へ進めなくなるほどの賑わいを見せます。